2020/11/27
位置ゲーのすゝめ
気づけばもうすぐ12月。今年も一年が早いです。
今回は弊社の上杉が「位置ゲーのすゝめ」というタイトルで主に「Ingress」について話しました。
社内でリクエストがあったので、私が日頃から遊んでいるIngressや、その他の位置ゲーについて紹介しようと思います。
「位置ゲー」という呼称は株式会社コロプラの商標のため、正確には「位置情報ゲーム」と呼ばなければいけません。
歴史を振り返るとガラケーの時代からその存在が確認されています。
最近では、
あたりが人気でしょうか。
それらのゲームはあまりやらなかったので正直よくわかりません。
私の中で位置ゲーというと、
この三つが主になります。
今回はこの中から特にIngressについて紹介しようと思うのですが、他の二つについても軽く紹介しておきたいと思います。
1km移動するごとに1プラが支給されます。
全県の塗りつぶしマップ、といったやり込み要素などもあるのですが、頑張ってやるというよりは旅行した時についででやるぐらいのゲームといった印象です。
というのも、プラをもらうには1kmの移動が必須なので、ちょっと近所を散歩したぐらいでは意味がありません。
また、ガラケー時代からの変わらない仕様として、現在地から目的地までの移動距離が直線距離でしか計測されないため、遠回りして移動距離を稼いでも仕方無かったりします。
さらに、携帯に電波さえ入っていればチェックポイントを塗りつぶすことができるので、例えば新幹線に乗りながらアプリを起動しているだけで、地域によっては一気にチェックポイントを網羅することも可能です。
それらの点から、移動のおともぐらいがちょうどいいのかもしれないなと思っています。
区から配布されているPDFを印刷し、今日は何歩歩いた、お酒を飲み過ぎなかった、などのチェック項目に自分でチェックを入れ事務局まで郵送すると、それぞれのポイントに応じて抽選が行われプレゼントがもらえたそうです。
それをアプリ化したものがはねぴょん健康ポイントアプリです。大田区のゆるキャラ「はねぴょん」とコラボしています。
スマホにアプリを入れておくと勝手に歩数が記録されポイントが貯まっていきます。
体調を入力してもポイントが貯まります。これはアナログの時と同様、自己申告です。体調の良い悪いに関係なく入力すればポイントがもらえます。
他にもちょっとしたゲーム要素として、大田区内にあるスポットを巡ってもポイントが貯まるようになっています。
アプリ版でも貯まったポイントを使ってプレゼントの抽選に応募できます。
大田区在住の人以外にはあまりお勧めできませんが、もし大田区に住んでいるならインストールしてみてはいかがでしょうか。個人的には街中の知らない店や銭湯を知ることができて楽しいです。
Ingressとは、リアル世界を使った陣取りゲームです。
公式によるとストーリーや設定などが色々あるそうですが、その辺りの話は今回割愛してシステムや遊び方について話そうと思います。
ゲームを始めると、最初に緑(enlightened/ENL)と青(resistance/RES)、どちらのチームに参加するかを選択させられ、以後選んだチームで相手チームと戦うことになります。チームは一度しか選択することが出来ません。
この時に、ポータルキーやレゾネーターといったアイテムを獲得できることがあるのですが、どちらも重要アイテムなので、どんどん歩いてポータルをハックして集めるのが良いです。
またマップ上には敵チームのポータルも表示されるので、見つけたら破壊しましょう。敵チームのポータルを破壊してレゾネーターを設置すると、ポータルを占領できます。設置されたレゾネーターのレベル総数によってポータルのレベルが決まり、破壊されにくくなったりポータルキーを使った時に遠くまでリンクが引けるようになったりします。
下の条件をクリアしなければリンクは貼れませんが、図のようにポータルのリンクで三角形を作ると、その中を自陣の色で塗りつぶし、さらに、塗り潰されたマップの中にある敵チームのポータルを無効化することができます。塗りつぶした陣地のことをCF(コントロールフィールド)と言います。
アイテムを使うことでリンクの距離はどんどん伸ばすことができるため、やりようによっては超巨大な陣地をつくることも可能です(ちなみに私はこのニュース記事を読んで Ingress を始めました)。
ただし、リンクを結んでいるポータルの一つが破壊されてしまうと陣地は失われます。
リンクを貼る条件
そうやって自分の街を自陣の色で染めることで、気持ちが安らぎ心の平穏が得られ、逆に侵略を受けると気持ちが沈み落ち着かなくなるので、日々破壊と占領を繰り返しています。
攻撃を受けた場合、ほとんどがあっという間に破壊されてしまうのですが、時間経過で減っていく分は毎日メンテナンスをしてあげればいい話なので、自陣ポータルを守るための日々の活動が大切です。
以上で陣取りについては終わりです。
続いてはやり込み要素について少し紹介しようと思います。
このようなメダルがあります。
それぞれのメダルには5段階(銅、銀、金、プラチナ、黒)のランクがあり、ランクの高いメダルを集めないと途中からレベルが上がらない仕様になっているので、どちらにせよ集めなければいけません。
駅前にあるポータルを3分以内に連続してハックするようなものから、羽田から宮古島まで行かされるようなものまで様々なミッションがあります。
個人が作ったミッション検索サイトがあるのでそれを使ってやりたいミッションを探しましょう。クリアするとミッションメダルというものが獲得できるので、スタンプラリー感覚でどんどん歩いてクリアしていくのが楽しいです。
ミッションメダルの絵柄はミッションの作成者が自由に設定でき、メダルを集めると完成する大きな絵柄「メダルアート」がたくさん作られています。
AP(アクションポイント)と呼ばれる何かしらのアクションを起こせばもらえる経験値を集めることでレベルは上がります。
レベル16まで上げようと思うと4000万AP集めないといけないのですが、大体一回にもらえるAPは10とか、多くても150ぐらいまでなのでカンストするのは相当大変です。
ですが正直、そっちにお金を注ぎ込む余裕が自分の場合はないです。というのも、Ingress を起動しているとものすごくスマホの電源を食うので、スマホ用のバッテリーは常に2台持ち、それでも充電がなくなってしまった時のためにiPhone と Android の2台を常備しています。通信が良好でないとそれも困るためキャリアは2台継続中です。
また、近所をうろうろしているだけではなかなかレベルは上がりません。だから電車に乗って Ingress のためだけに知らない街に行ってみたり。とにかく移動します。やり込んでいるといろんなミッションメダルが欲しくなってくるので飛行機に乗って泊まりがけで移動するのも当たり前です。
ハックのためにヘリコプターに乗って移動する人もいるとか。
これはアメリカの話なのですが、砂漠にポータルがなかったから数千ドル払って自ら電波塔を立てた人がいたそうです。
先ほども言ったように、ポータルは個人が申請して作られるのですが、そうすると私有地や公有地、関係なくポータルに登録されてしまいます。そのため何も知らない人がポータルを見つけたからと勝手に私有地に侵入してしまったり。
またこれは一時期話題になったのですが、市の職員が業務時間中、頻繁に席を外して Ingress 活動に勤しんだ結果、敵チームの市民から通報され処分をくらったという話もありました。
今の話の発展系として、傷害事件も起きているそうです…。
Ingressをやりながら歩いていると、ポータルに向かってプレイヤーは移動するため大体どこにユーザーがいるかなんとなくわかるのですが、人通りの少ない暗い夜道で敵チームのプレイヤーと鉢合わせた時なんかは少し怖いです。
人間いろんな人がいますが、中には何をするかわからない人もいるので、とにかくマナー良く、安全に、楽しみながら遊ぶようにしましょう。
以上で話は終わりになります。
まあ色々なことがありますが Ingress 自体は楽しいので、興味が湧いた方は是非ともインストールしてみてください。
今回は弊社の上杉が「位置ゲーのすゝめ」というタイトルで主に「Ingress」について話しました。
社内でリクエストがあったので、私が日頃から遊んでいるIngressや、その他の位置ゲーについて紹介しようと思います。
位置情報ゲーム
位置ゲーとは、携帯電話などの携帯情報端末の位置登録情報を利用したゲームのことを指します。「位置ゲー」という呼称は株式会社コロプラの商標のため、正確には「位置情報ゲーム」と呼ばなければいけません。
歴史を振り返るとガラケーの時代からその存在が確認されています。
最近では、
あたりが人気でしょうか。
それらのゲームはあまりやらなかったので正直よくわかりません。
私の中で位置ゲーというと、
- コロプラ
- 大田区健康ポイントアプリ
- Ingress
この三つが主になります。
今回はこの中から特にIngressについて紹介しようと思うのですが、他の二つについても軽く紹介しておきたいと思います。
コロプラ
ガラケー時代から存在し、現在に至るまで存続する有名な位置ゲーで、ユーザに割り当てられたコロニーを様々なアイテムを使って発展させていくゲームです。アイテムを得るにはゲーム内通貨「プラ」が必要で、そのプラを集めるためにひたすら移動して、距離を稼がなければいけません。1km移動するごとに1プラが支給されます。
全県の塗りつぶしマップ、といったやり込み要素などもあるのですが、頑張ってやるというよりは旅行した時についででやるぐらいのゲームといった印象です。
というのも、プラをもらうには1kmの移動が必須なので、ちょっと近所を散歩したぐらいでは意味がありません。
また、ガラケー時代からの変わらない仕様として、現在地から目的地までの移動距離が直線距離でしか計測されないため、遠回りして移動距離を稼いでも仕方無かったりします。
さらに、携帯に電波さえ入っていればチェックポイントを塗りつぶすことができるので、例えば新幹線に乗りながらアプリを起動しているだけで、地域によっては一気にチェックポイントを網羅することも可能です。
それらの点から、移動のおともぐらいがちょうどいいのかもしれないなと思っています。
はねぴょん健康ポイントアプリ
大田区では元々、健康ポイントという取り組みをやっていました。区から配布されているPDFを印刷し、今日は何歩歩いた、お酒を飲み過ぎなかった、などのチェック項目に自分でチェックを入れ事務局まで郵送すると、それぞれのポイントに応じて抽選が行われプレゼントがもらえたそうです。
それをアプリ化したものがはねぴょん健康ポイントアプリです。大田区のゆるキャラ「はねぴょん」とコラボしています。
スマホにアプリを入れておくと勝手に歩数が記録されポイントが貯まっていきます。
体調を入力してもポイントが貯まります。これはアナログの時と同様、自己申告です。体調の良い悪いに関係なく入力すればポイントがもらえます。
他にもちょっとしたゲーム要素として、大田区内にあるスポットを巡ってもポイントが貯まるようになっています。
アプリ版でも貯まったポイントを使ってプレゼントの抽選に応募できます。
大田区在住の人以外にはあまりお勧めできませんが、もし大田区に住んでいるならインストールしてみてはいかがでしょうか。個人的には街中の知らない店や銭湯を知ることができて楽しいです。
Ingress
それではついに本題、Ingress の話に入りましょう。Ingressとは、リアル世界を使った陣取りゲームです。
公式によるとストーリーや設定などが色々あるそうですが、その辺りの話は今回割愛してシステムや遊び方について話そうと思います。
はじめに
まずはスマホにアプリをインストールしましょう。起動するとGoogleアカウントでのログインが求められます。Googleアカウントがないと遊べないので持っていない方は作成しなければいけません。ゲームを始めると、最初に緑(enlightened/ENL)と青(resistance/RES)、どちらのチームに参加するかを選択させられ、以後選んだチームで相手チームと戦うことになります。チームは一度しか選択することが出来ません。
ポータルを占領する
ゲーム画面に移ったらマップを開きます。そうしたら自分の選んだチームの色が光っているところ(ポータル)を見つけ、それをタップ。これをハックと言い、やると色々なアイテムがもらえます。この時に、ポータルキーやレゾネーターといったアイテムを獲得できることがあるのですが、どちらも重要アイテムなので、どんどん歩いてポータルをハックして集めるのが良いです。
またマップ上には敵チームのポータルも表示されるので、見つけたら破壊しましょう。敵チームのポータルを破壊してレゾネーターを設置すると、ポータルを占領できます。設置されたレゾネーターのレベル総数によってポータルのレベルが決まり、破壊されにくくなったりポータルキーを使った時に遠くまでリンクが引けるようになったりします。
地図を塗りつぶす
リンクという言葉が出てきましたが、ポータルを占領してポータルキーを使用することで、ポータルキーに対応するポータルに向けてリンクを貼ることができるようになります。下の条件をクリアしなければリンクは貼れませんが、図のようにポータルのリンクで三角形を作ると、その中を自陣の色で塗りつぶし、さらに、塗り潰されたマップの中にある敵チームのポータルを無効化することができます。塗りつぶした陣地のことをCF(コントロールフィールド)と言います。
アイテムを使うことでリンクの距離はどんどん伸ばすことができるため、やりようによっては超巨大な陣地をつくることも可能です(ちなみに私はこのニュース記事を読んで Ingress を始めました)。
ただし、リンクを結んでいるポータルの一つが破壊されてしまうと陣地は失われます。
リンクを貼る条件
- リンクが他のリンクを横断しない
- リンク元・リンク先の両ポータルが自陣営
- リンク元・リンク先の両ポータルともにレゾネーターが8本設置済み
- リンク先のポータルキーを所持している
- リンク元ポータルの「範囲」がリンク先に届いている
- リンク元ポータルから張るリンク本数が8本を超えない
- リンク元ポータルがコントロールフィールド内に沈んでいない
そうやって自分の街を自陣の色で染めることで、気持ちが安らぎ心の平穏が得られ、逆に侵略を受けると気持ちが沈み落ち着かなくなるので、日々破壊と占領を繰り返しています。
ポータルのメンテナンス
ポータルは、占領した瞬間は体力最大の状態なのですが、時間経過とともにどんどん低下していきます。また、敵チームのプレイヤーから攻撃を受けても体力が減ってしまいます。そのため、状態を確認して体力が減っていれば、アイテムを使って回復しなければいけません。攻撃を受けた場合、ほとんどがあっという間に破壊されてしまうのですが、時間経過で減っていく分は毎日メンテナンスをしてあげればいい話なので、自陣ポータルを守るための日々の活動が大切です。
以上で陣取りについては終わりです。
続いてはやり込み要素について少し紹介しようと思います。
やり込み
メダル集め
Ingress では様々な条件を満たすことで、メダルが獲得できるようになっています。いくつか紹介すると、- Sojourner/ソジャーナ:連続ログインみたいなもの
- Trekker/トレッカー:移動距離
- Explorer/エクスプローラー:ハックしたユニークポータル数
- Illuminator/イルミネーター:作ったCFの広さと人口密度で得られる値(Mind Unit)の蓄積
このようなメダルがあります。
それぞれのメダルには5段階(銅、銀、金、プラチナ、黒)のランクがあり、ランクの高いメダルを集めないと途中からレベルが上がらない仕様になっているので、どちらにせよ集めなければいけません。
ミッション
いくつかのポータルを繋ぎ、連続してハックするミニゲーム的なものです。ちなみにポータルもなのですが、ミッションはプレイヤーが公式に申請して作成しています。駅前にあるポータルを3分以内に連続してハックするようなものから、羽田から宮古島まで行かされるようなものまで様々なミッションがあります。
個人が作ったミッション検索サイトがあるのでそれを使ってやりたいミッションを探しましょう。クリアするとミッションメダルというものが獲得できるので、スタンプラリー感覚でどんどん歩いてクリアしていくのが楽しいです。
ミッションメダルの絵柄はミッションの作成者が自由に設定でき、メダルを集めると完成する大きな絵柄「メダルアート」がたくさん作られています。
レベルアップ
レベルは16でカンストします。8まではチュートリアルみたいなものなので、それ以降からがやり込み要素です。AP(アクションポイント)と呼ばれる何かしらのアクションを起こせばもらえる経験値を集めることでレベルは上がります。
レベル16まで上げようと思うと4000万AP集めないといけないのですが、大体一回にもらえるAPは10とか、多くても150ぐらいまでなのでカンストするのは相当大変です。
課金
課金をすると、ゲームを有利に進めるためのアイテムがもらえます。ですが正直、そっちにお金を注ぎ込む余裕が自分の場合はないです。というのも、Ingress を起動しているとものすごくスマホの電源を食うので、スマホ用のバッテリーは常に2台持ち、それでも充電がなくなってしまった時のためにiPhone と Android の2台を常備しています。通信が良好でないとそれも困るためキャリアは2台継続中です。
また、近所をうろうろしているだけではなかなかレベルは上がりません。だから電車に乗って Ingress のためだけに知らない街に行ってみたり。とにかく移動します。やり込んでいるといろんなミッションメダルが欲しくなってくるので飛行機に乗って泊まりがけで移動するのも当たり前です。
ハックのためにヘリコプターに乗って移動する人もいるとか。
これはアメリカの話なのですが、砂漠にポータルがなかったから数千ドル払って自ら電波塔を立てた人がいたそうです。
犯罪
Ingress に入れ込みすぎて罪を犯してしまう人もいます。先ほども言ったように、ポータルは個人が申請して作られるのですが、そうすると私有地や公有地、関係なくポータルに登録されてしまいます。そのため何も知らない人がポータルを見つけたからと勝手に私有地に侵入してしまったり。
またこれは一時期話題になったのですが、市の職員が業務時間中、頻繁に席を外して Ingress 活動に勤しんだ結果、敵チームの市民から通報され処分をくらったという話もありました。
今の話の発展系として、傷害事件も起きているそうです…。
Ingressをやりながら歩いていると、ポータルに向かってプレイヤーは移動するため大体どこにユーザーがいるかなんとなくわかるのですが、人通りの少ない暗い夜道で敵チームのプレイヤーと鉢合わせた時なんかは少し怖いです。
人間いろんな人がいますが、中には何をするかわからない人もいるので、とにかくマナー良く、安全に、楽しみながら遊ぶようにしましょう。
以上で話は終わりになります。
まあ色々なことがありますが Ingress 自体は楽しいので、興味が湧いた方は是非ともインストールしてみてください。