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2020/09/09

VRChatの話

VRChatの話アイキャッチ
マイナンバーカードの受け取りに行ったら会場を間違えて受け取ることができず、そんな自分を元気付けるためにローソンでからあげくんを買ったら帰りに薬局に寄るのを忘れました。ただからあげくんを食べるためにちょっと運動してきた人みたいになってしまって最悪です。

今回は私、西田が「VRChatの話」をしました。

昨年の夏に Oculus Quest を購入しました。
起動してまず入れたアプリは VRChat です。
それ以降、そんなにしょっちゅうログインしているわけでもないのですが、たまに思い出した時に遊んでいます。
今回はVRChatの世界であった話をしつつ、仕組みや楽しみ方について簡単にお話しようと思います。

VRChatとは

アメリカの企業、VRChat Inc.によって運営されているソーシャルVRプラットフォームです。
好きなアバターを選択して、仮想空間上で複数の他者と同時にコミュニケーションすることができます。
自分で作ったオリジナルのアバターやVR空間をアップロードして使用することも可能です。

VRChatがリリースされたのは2017年2月1日。
それから約一年が黎明期と呼ばれています。
この頃はまだユーザーの総数も少なく、基本的に皆パブリックなワールドに集まっていたので、多種多様な人たちによるコミュニケーションが日夜展開されていたそうです。
それが2017年後半になるにつれ、YouTuberやVTuberなどが動画で取り上げるようになり一気に人口が爆発。
人が増えると荒らしも増えて、様々な問題が持ち上がったそうですが、今はまあまあ落ち着いているような印象です。

必要なもの

VRChatを始めるのに最低限必要なのは Windows の PC、もしくはヘッドマウントディスプレイ(以下HMD)です。
HMDは必須ではありません。PCさえあればデスクトップで遊べます。

僕は Oculus quest のみを使用して VRChat をやっていますが、それだと使用できるアバターやワールドに制限があります。これはプレイに使用しているソフトウェアが他の HMD と異なるのが原因らしいです。
なので、Oculus Quest と Windows のPCを持っている人は、Oculusの「Oculus Link」という機能を使って、Oculus Quest と PC を接続して利用するのが理想。そうすれば本来のVRChatを楽しむことができます。

その際に必要なPCのスペックは以下になります。

OSWindows10 以上
CPUIntel 第7世代のCore i7以上 /
AMD Ryzen 5 2600 以上
メモリ必須16GB,推奨32GB
グラフィックNVIDIA GeForceR GTX 960 以上

VRChatの世界へ



必要なものが揃ってアプリをインストールしたら、公式サイトからアカウントを作成しましょう。
アプリを起動した時に、このアカウントでログインすることになります。
Steamアカウントでもログイン可能ですが、それだと既存のアバターしか使用できなかったりするようなので、後々色々試してみたいと思っている人は注意が必要です。

ログインすると、自分のホームワールドに接続されます。
初めは何をすればいいのかわかりませんが、とりあえず適当なワールドに入ってみたり、アバターを動かしてみたり、それぞれの国ごとで有志がチュートリアルワールドを作ってくれているので、そこに行ってみるのもいいかもしれません。

楽しみ方

①コミュニケーション

根本はチャットなので第一にコミュニケーション
同じワールドにいる人と会話してみましょう。ほとんどの場合、話しかけるとかまってくれます。話しかけなくても人がどんどん寄ってきます。
イベントなども盛んに開催されているようなので、調べて参加してみるのもありかもしれません。

コミュニケーションを取っていると自然にフレンドが増えてきます。
フレンドの増やし方は実際に会話するだけでなく、Twitterでタグを付けて呟いたり、VRChatユーザーのためのDiscordチャンネルがあるので、それに参加することでも増やすことができそうです。


②いろんなワールドを見て回ろう

VRChat上にはそれはそれはたくさんのワールドがあります。面白いギミックがあったり、景観が美しかったりするだけでなく、実際にある場所がモデルになったものやアニメの舞台など、様々なワールドがあるので歩いているだけでも楽しいです。
一般公開されているものから非公開なもの、会員制のワールドや特定の条件を満たさないと入れないワールドなどもあるので、フレンドを増やして教えてもらったり、ネットで調べたりして自分のお気に入りのワールドを探してみましょう。


③アバターで遊んでみよう

VRChatの醍醐味の一つに、自分の好きなアバターを纏って人と交流できるというのがあります。アニメ風のキャラクターや動物、モンスター、はたまた無機物まで。何でもありです。この機会にバ美肉に挑戦してみてるのはどうでしょうか。

ワールドを歩いていると、どこかでみたことあるようなキャラクターが普通に歩いていますが、著作権的にもよろしくありません。BOOTHで購入、もしくは無料配布されているアバターもあるので、そういうものを使ったり、スキルアップのために自作してみるのがいいと思います。


④ランクを上げよう

VRChatの世界には Trust Level という物が存在し、このレベルを上げるとできることが増えていきます。全部で五段階のレベルがあり、レベルによってネームプレートの色が変わるようになっています。


Visitor: 灰色

始めたばかりの人です。オリジナルアバターやワールドのアップロードができないなど制限があります。


New User:青色

プレイ時間やフレンドが増えるとなります。New Userになるとオリジナルアバターのアップロードができるように。


User : 緑

自作したワールドをパブリック化することができるようになります。


Known User:オレンジ色

ここまで来るとベテランの域です。ベテランユーザーとして敬遠されるのを回避するため、ネームプレートの色を緑に変更して偽装できるようになります。この時点でこれ以上解放される制限はありません。


Trusted User(信頼できる): 紫色

VRchatの最高ユーザレベルです。

Friend : 黄色

ランクとは関係のない話ですが、フレンドはネームプレートの色が黄色く表示されます。

VRChat Team (赤色)

こちらもランクとは関係ありません。運営に関わっている人のネームプレートは赤色で表示されます。


レベルを上げないとできないことも多いので、色々やりたい人はまずレベルを上げましょう。フレンドやプレイ時間が増えたり、自作のアバターやワールドをアップロードすることでレベルが上がる仕組みらしいですが、詳しいことは非公開らしいです。

僕は最近ようやくNew Userになりました。
自分で作ったアバターをあげてみたいという話をチュートリアルワールドでしたら、話していた人がたくさん人を集めてくれて、おかげで一気にフレンドが増えSAN値が減少しました。


⑤アバターやワールドを作ってみよう

ある程度遊んだら自分でアバターやワールドを作ってみましょう。
UnityBlenderを使う勉強にもなります。
アバターを自分で一から作るのは難しいという方は、VRoidなどを使ってみるのもありかもしれません。
カスタマイズしたすごいアバターを使っている人は人気者になれるらしいです。


⑥バーチャルマーケット

コミュニケーションのところでイベントについて話しましたが、現実世界のコミケのようなイベントがVRChat上でも開催されています。それがバーチャルマーケットコミックブイケットです。
バーチャルマーケットは残念ながらOculus Quest未対応なので未だ参加できたことはありませんが、コミックブイケットは対応しているみたいです。次回からはバーチャルマーケットもOculus Quest対応する、という話があるので今のところそれを楽しみにしています。
内容について詳しくはリンクをご参照ください。

まとめ

ざっとですが、VRChatについて紹介しました。
VRの世界はこれからますます発展していくんじゃないかと思いますが、この機会に興味を持っていただけたら幸いです。

インターネット全般においてそうかもしれませんが、普通ではできないような体験がVRの世界にはあります。例えば先日、10歳ぐらいのアメリカ人少女とVRChatでオブジェクトを使っておままごとをしました。事案ではありません。

海外の人とそうやって気軽に話したり遊んだりできるのも、このアプリの魅力の一つです。そのようなVRプラットフォームは続々数を増やしているので、いろんな世界を体験しながら知見を広めて、楽しく生活していければいいのではないかと思います。
現実もVRChatの中の仮想世界も、大切なのはコミュニケーションなので、コミュニケーションを頑張っていきましょう。

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