チームTシャツを作って、企業対抗駅伝に出場した話

S2 ではこれまで、有志による社内部活動のようなかたちで、いくつかのイベントに参加してきました。
たとえば、自転車部でツール・ド・東北に出場したり、esports 部で大会やイベントにエントリーしたりと、業務とは少し離れたところでの活動も行っています。
そうした取り組みのひとつとして、今回は駅伝大会に出場することになりました。
参加したのは「企業対抗駅伝2025」の東京大会。
初めての試みとなったこの駅伝について、準備から当日までの様子を振り返りたいと思います。
01 出場の経緯
今回の駅伝参加は、日頃からランニングを続けているスタッフとの雑談がきっかけでした。
「企業対抗の駅伝があるらしいんですが、出てみませんか?」という話が社内で持ち上がり、参加者を募ってみたところ、思った以上に手が挙がりました。
最終的に 6 名が集まり、そのままチームを組んで出場することに。
出場が決まってからは、メンバーで集まって練習する機会をつくったり、チームTシャツの準備を進めたりと、少しずつ大会に向けた動きが始まりました。
02 大会について
出場したのは、2025年5月18日(日)にお台場・セントラル広場で開催された「企業対抗駅伝2025 東京大会」。
チームでタスキをつなぎながら走るリレー形式のイベントで、企業チームのほか、有志の参加も可能です。
今回エントリーしたのは、以下の部門。
- 部門名:エンジョイリレーマラソン
- コース:1 周 2 kmの周回コース
- 走行数:チームで計10周(1 人何周でもOK)
- 参加人数:6 名で出場(1 〜 3 周ずつ担当)
例年、数百チームが参加する比較的大規模なイベントで、タイム計測や順位発表もあり、上位チームには賞品の提供も行われます。
03 当日に向けて
走る練習
本番に向けて、業務後に集まって練習をする機会も設けました。
弊社ではリモートワークで働くスタッフが多く、こうして顔を合わせて一緒に走ること自体に、ちょっとしたチームづくりの意味合いもありました。
参加者のほとんどはランニング経験が少なく、継続的に走っているメンバーはごく一部。
「少しだけでも走っておこう」という軽いきっかけから、それぞれのペースで動き始めていきました。
一部のメンバーは、ランニングアプリ「Runkeeper」で走行距離やペースを記録し、そのスクリーンショットを Slack のランニングチャンネルに投稿していました。
「今日は何キロ」「久々に走ったらきつかった」といった報告にリアクションやコメントが返ってくることもあり、直接会わずとも、それぞれの動きがゆるやかにつながっていくようなやりとりが続いていました。

厳密な練習計画があったわけではありませんが、走るという共通項ができたことで、日常の中に少しだけ共有の時間が差し込まれていたように思います。
チームTシャツを作る
走る練習と並行して、「チーム T シャツもつくろう」という話が出てきました。
企業対抗駅伝という名前のとおり、当日はロゴ入りのウェアやおそろいのTシャツを着たチームが多く、ちょっとした PR の場としての側面も見えてきます。
そうした雰囲気を見越して、こちらも T シャツを作ってみようという話になりました。同じものを着て走るだけでもチームとしての一体感が出ますし、何より気分も盛り上がります。
デザインは、社内のデザインチームが担当。
「S2 Running Club(S2RC)」というチーム名をもとに、いくつかのデザインパターンを考えてくれました。
Tシャツの背面には「S」「2」「R」「C」の文字を、それぞれ 3 種類の線の太さから選んで自由に配置。
インクの色も多数用意されており、好みの色をそのまま使う人もいれば、複数の色を混ぜて自分だけの色を作る人もいました。
前面のロゴと背面下部の共通テキスト(大会名とメンバー名)は全員お揃いですが、背面の S2RC ラインによって、それぞれのTシャツに自然と個性が出る仕上がりになっています。

プリントは、以前のファミリーデーイベントでも使った社内のシルクスクリーンプリンターを活用し、自分たちで印刷作業を行いました。



素材もドライタイプのランニング用からコットン素材の普段使い向けまで、好みに合わせて選択。サイズや色も自由だったため、シルエットも含めてメンバーごとに少しずつ異なる一着となりました。
自然とワークショップのような雰囲気にもなり、チームで何かを作るというプロセス自体も良い準備のひとつになった気がします。


04 駅伝当日

当日の天気は曇り。風も適度にあり、暑すぎることもなく、走るにはちょうどいいコンディション。
会場となったお台場・セントラル広場には、企業や有志のチームが多数集まり、T シャツやのぼりを揃えるなどそれぞれのカラーが垣間見えるにぎやかな雰囲気で、中には会社のマスコットキャラクターの着ぐるみを連れてきている企業もあり、ちょっとした注目を集めていました。
今回、私たちが出場したのは「エンジョイリレーマラソン」部門。
“楽しんで走る”というコンセプトで設定された枠で、リレー形式で全10周を走り切る内容です。競技性よりもチームでの参加や達成感を重視したカテゴリですが、それでもしっかりとタイム計測や順位発表があるため、走る側としては程よい緊張感もありました。
スタート前は少しそわそわした空気もありましたが、いざ走り出してみると、思いのほかスムーズにタスキがつながっていきます。
途中のトラブルもなく、全員がそれぞれのペースでゴールまで走り切ることができて良かったです。
順位は振いませんでしたが、チームとして無事に走り終えたという達成感はしっかり味わえたと思います。

また、会場には応援に来てくれたスタッフもおり、レース後にはドリンクやアイスの差し入れも。
沿道からの声援や、ひんやりとした甘いものが、疲れた体に沁みました。
05 まとめ
練習会を開いたり、チームTシャツを作ったり、日々の練習を Slack で共有したりと、チームとして取り組んできたことが、大会当日の形につながったのは素直に良かったと思います。
すでに「またランニング系のイベントに出てみたい」という声も上がっており、それだけでも今回やってみた意味はあったのではないでしょうか。
今回の「S2 Running Club」はこの大会をきっかけに生まれたチームですが、S2 には他にも自転車部やesports部、園芸部に写真部など、様々な部活があります。
今後もなにか面白い取り組みがあれば、こちらのブログで紹介していきますので、ぜひ引き続きチェックしてみてください。
なお、今回の T シャツのように、S2 ではウェブ関連だけでなく、名刺やロゴなど、幅広くデザイン制作を行っております。
「こういうの一緒に作れないかな?」というご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。

S2ファクトリー株式会社
様々な分野のスペシャリストが集まり、Webサイトやスマートフォンアプリの企画・設計から制作、システム開発、インフラ構築・運用などの業務を行っているウェブ制作会社です。
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